名前勝木 友香
かつき ゆうか
出身地福岡県
生年月日1978年9月11日
主な担当番組– 林修の今でしょ講座
– ホンマでっか!?TV
– 浜ちゃんが
など

アンケートへの回答をもとにインタビュー取材

Q:放送作家になったきっかけは?

モデルとして番組アシスタントガールをしていた時に、
放送作家という職業を知って、「やってみたい!」と口走ったこと。


 勝木さんについて軽くお調べしたんですが、元々モデルをやられていたんですよね?

 そうですね。私、福岡のど田舎出身なんですけど、高校生の時にスカウトされてモデルを始めたんです。

 田舎出身なんですか?見た目では都会っ子感が出てらっしゃいますけど(笑)

 田んぼの真ん中をおさげ髪で歩く女の子でしたよ(笑)自宅の玄関でホタル見たことありますからね。

 へぇ~

 スカウトされて事務所に入り、初めてのオーディションで合格して……ブライダルショーだったんですが軽い気持ちで現場に行ったら「non-no」とか、私が見ていた雑誌に載ってるモデルさんたちがたくさんいて…そりゃあ田舎の女の子は舞い上がっちゃいますよね。私にとってはその方々ですら「スター」って感じでしたけど、そのスターたちが、ある女性が部屋に入ってきた瞬間に息を飲んだんです。それがまだ女優をやられる前の川原亜矢子さんだったんですよ。

 おぉ~。

 当時、ヨーロッパのコレクションとかに出てらして日本人としてはトップオブトップのモデルである川原亜矢子さんを目の当たりにして、その華やかさに憧れちゃって「私、モデルになる!」って言って、東京に出てきちゃいましたね。

 モデルさんの仕事っていうのは雑誌がメインですか?

 雑誌もやりましたし、ショーにも出ましたし、テレビにも出ましたし、色々なジャンルのお仕事をやらせていただきましたね。

 ちなみにどこの事務所ですか?

 オスカーです。

 勝木さん、オスカーだったんですか!?

 なので私、米倉涼子さんと同じクラスでレッスン受けましたよ。腹筋の時に、米倉さんの足をおさえたりして…(笑)

 めちゃくちゃ凄いじゃないですか!放送作家になったきっかけが番組のアシスタントってことですけど、どういった番組でアシスタントをされてたんですか?

 放送作家になったきっかけの番組はまた別なんですけど、有名な番組だと「おしゃれカンケイ」とか「紅白歌合戦」とか。

 おぉ~、すごい。

 アシスタントとしてテレビの現場に出入りするようになってから“放送作家”っていう存在を知ったんですよ。ディレクターさんとかADさんは忙しそうにしてるのに、なんか現場で涼しそうな顔して、それでいてブランドモノのバッグを持ってる、お金持ちそうな人がいるな~って(笑)

 はいはい(笑)

 それで「あの人たちはどういった方なんですか?」って聞いたら、「放送作家」という職業だと。当時の私は「楽そうなのに儲かってそう」って思って、「私も放送作家やってみたいです」って言ったんです。もちろん、放送作家が楽だなんてとんでもない大間違いってことは、仕事を始めてすぐに気づくんですけど(笑)

 まあ、収録現場での放送作家を見たらそう思いますよね(笑)
それが何歳の時ですか?

 たぶん、24歳とかですね。

 何ていう番組でその流れになったんですか?

 NHKでやっていた「ふたりのビッグショー」っていう番組です。その後、放送作家事務所を紹介していただいて、面接に行ったんですけど、私はモデルしかやったことがない世間知らずな女だったんで、ミニスカにロングブーツで行ったんですよ。

 ムカつく女ですね~(笑)

 そしたら「あなたみたいな子が真面目な番組やるのも面白いかもね」って面白がってもらえて、その2週間後には番組の会議に出てましたね。

 モデルを続けながら放送作家を兼業してたんですか?

 そうです。モデルと放送作家の2足のわらじでしばらくはやってました。
   
 放送作家1本になるきっかけはあったんですか?

 モデルの仕事が嫌で「放送作家をやりたい」ってなったわけではなかったので、最初の頃はモデルの撮影がある日に番組の会議が入ったら「なんで撮影の時に会議があるの~(怒)」とか思ってたんですけど、それがある時に逆転した瞬間があったんですよ。「なんで会議ある時に撮影入ってんの~(怒)」って。

 そんな瞬間が来たんですね。

 放送作家としてレギュラーが決まったり、仕事を任されるようになって楽しくなってきてたし、モデルの仕事は嫌いではなかったけど、自分が思い描いていたようなトップモデルという状況でもなかったので、それをきっかけに放送作家1本でやろうってなりましたね。それが放送作家を始めてから2年くらい経った頃ですね。

 勝木さんが放送作家デビューの番組として認識されてるのは、何ですか?

 自分の中では「ちい散歩」ですね。先輩に呼ばれてくっついていってやらせてもらった番組ではなくて、私個人として呼んでいただけた1本目のレギュラー番組が「ちぃ散歩」だったので。

 おぉ~、「ちい散歩」やられてたんですね。