名前 | 白武 ときお しらたけ ときお |
出身地 | 京都府 |
生年月日 | 1990年12月17日 |
主な担当番組 | – ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ – しもふりチューブ など |
Q:ディレクターやプロデューサーにアピールしたいことは?
▼ボードゲームを50個ほど所有しています。オススメは「天下鳴動」「インサイダー・ゲーム」「レジスタンス:アヴァロン」です。
▼映画、海外ドラマは人より見てると思います。映画は「未来世紀ブラジル」「パリ・テキサス」「ブレードランナー」、海外ドラマは「ブラックミラー」「ストレンジャーシングス」が好きです。
▼YouTuberに詳しく、YouTube作家もしております。
▼恋愛バラエティが好きでたくさん見ています。「テラスハウス」「あいのり」「バチェラー」は欠かさず見ます。
▼M―1の予選動画は全てチェックします。若手お笑い芸人に詳しいと思います。
深田 色々あるけど、映画について聞きますね。鈴木おさむさんも、秋元康さんも「映画をたくさん見た方がいい」とおっしゃってると聞くけど、映画から放送作家の仕事に活きてる部分はある?
白武 それはあると思います。例えば、「笑ってはいけない」で滝藤賢一さんと友近さんが泣きの芝居をするっていうネタを出させていただいたんですけど、「容疑者Xの献身」で堤真一さんの泣きの演技を見た時に、「泣きの芝居が凄すぎると、少し笑えるな」という記憶から思いつきました。
深田 あ~、なるほど。あと、世代的にYouTubeを学生時代から見ていると思うし、仕事としてもやっているから聞いてみたいんだけど、YouTubeはいつから見てた?
白武 ぼくは高校1年生のとき、2006年くらいにYouTubeと出会って、その頃から、サッカーのスーパープレイをよく見ていました。ぼくより下の世代の方がもっとユーチューバーへの熱は、高いと思います。
深田 30代以上の世代は、放送作家の中にも「ユーチューバーの何が面白いか分からない」って人も多いんだけど、白武くんはどういう感じで見てる?
白武 ぼくはテレビのお笑い芸人もユーチューバーも、どっちも面白いと思って見てます。別物というか。
深田 なるほど。
白武 アイドルで例えると、一概には言えないと思いますが、ダンスやパフォーマンスのレベルは日本のアイドルよりK-POPの方が高いんじゃないかと思います。でも、パフォーマンスのレベルではなく、挑戦している姿、成長していく過程に親近感を覚えてAKB48さんや乃木坂46さんを応援する人もいる。ユーチューバーを見るのはそういう感覚なのかなと。ユーチューバーは、友達が面白いことをやっているのを見ている、という感覚ですかね。少なくともぼくはそういう見方をしてます。僕は、K-POPも好きだし、AKB48さんも好き、という感じですね。
深田 それは分かりやすいかも。その世代だと友達にユーチューバーとかいるの?
白武 いますね。おるたなチャンネルのないとーくんとか、近くにいた人で有名になったユーチューバーもいます。
深田 指原莉乃さんが面白いって推してるフワちゃんも、仲いいんでしょ?
白武 そうですね。フワちゃんはAマッソ加納さんの後輩芸人として知り合いました。最近、海外旅行に一緒に行ってるんですが、旅費として50万円貸しているので早く売れて返して欲しいです。
深田 ちなみに今、面白いと思うユーチューバーは?
白武 東大王の伊沢拓司さんがやっている「QuizKnock」というチャンネルが面白いですね。今まで見たことがない超人的に難しいクイズを次々に開発しています。
深田 へぇ~。あとは仲がいい霜降り明星について聞きます。どうやって出会ったの?
白武 「学生HEROES」で現在ママタルトというコンビで活動している檜原くんと知り合って遊ぶようになって。6年前くらいですね。そのときに檜原くんが「昔から一緒だった面白い芸人を2人教えます」と言って粗品くんとZAZYのネタのURLを教えてくれました。それからしばらく経って、3年前くらいに霜降り明星が仕事で東京に来ていたので、檜原くんと一緒にご飯を食べたのが最初ですね。
深田 霜降り明星はおれも「新しい波24」で知って、当時から抜群に面白かったけど、近くで見ていて凄いと思うところは?
白武 僕より2個年下ですけど、尊敬できるところばかりですね。ぼくが見ていて思うのは、ライブとか番組で「ゲストの力を借りずに自分たちの力で面白くしたい」という強い意志を感じます。今のところ、ライブではゲストを呼んだことないですし。ネタ作りの意欲に関しても凄いです。M-1で優勝した年は毎日2人で集まってネタ作りをして、月に6本新ネタ作ってたって聞きました。
とにかく真面目ですね。
深田 真面目な感じはするもんね。
白武 ZAZYが言ってたんですけど、「ぼくたちの世代が1番ネタを見ている」と。それはレッドカーペット、エンタの神様とか、ネタ番組全盛期だったこともあるんですけど、学生時代にYouTubeとスマホが出現したドンピシャの世代なんです。今の20代の若手芸人って、舞台袖で自分たちのネタをスマホで撮影して、それを自分たちで見て研究するのが当たり前なんですよ。その世代の中でも、才能もあって、努力も人一倍してる。霜降り明星が売れないわけがない、と分析していました。あと、霜降りはお笑い記憶能力がめちゃくちゃ高いです。
キングオブコント2015冒頭のCMふりで浜田さんが「キングオブコント2015 このあとすぐ!」と言ったあと、松本さんがなんと言ったか?というようなテレビで見た面白かったフレーズやネタの細かい設定をたくさん記憶しています。正解は「リットン調査団、初優勝なるか?」なんですが。
深田 なるほど~。
白武 霜降り明星の2人は、お笑いに目覚めるのも早かったみたいですから。せいやくんなんて、小学生の時に漫才でテレビに出てますし。
深田 そうかそうか。そこもあるんだな。
白武 2018年1月の番組の打ち上げでせいやくんに「ぼくらの世代でお笑い界を盛り上げましょう」って言われて握手されたんです。そこから1年ちょっとでそれを実現していて。本当に凄いなと思います。
深田 めちゃくちゃカッコいいな(笑)
白武 この放送作家名鑑で、なかじまはじめさんが「軍師になりたい」とおっしゃってたじゃないですか?あれを読ませていただいて思ったんですけど、ぼくは「芸人にとっての軍師になりたい」という思いがありますね。
深田 頑張れ!(笑)あと、このブロックの最後に、まだテレビでは売れてないけど、面白いと思っている芸人っている?Aマッソとかはそうなんだろうけど。
白武 そうですね、けっこう言われ始めてますけど、やっぱり金属バットさんは面白いです。あとは、個人的に仲良くさせてもらってるんですけど、かが屋というマセキのコンビは面白いですね。
深田 漫才?コント?
白武 コントです。今まであまり見たことがないような、小さいお笑いを切り取るコントをやるんですよね。日常生活にありそうだけど、ありえない小さな笑い、というか。
深田 ほぉ。注目して見てみます。ネタ番組をやられているスタッフの方は、ぜひ、オーディションに呼んでみてください。