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今井太郎 独占インタビュー

名前今井 太郎
いまい たろう
出身地兵庫県
生年月日1983年
主な担当番組– あらびき団
– バナナサンド
–  チャンスの時間
など

アンケートへの回答をもとにインタビュー取材

Q:放送作家になったきっかけは?

東京NSC12期の作家コースです。 
芸人で言うと渡辺直美、ジャングルポケット、ジェラードン。作家だと谷口マサヒト。

Q:人生で1番好きだったテレビ番組は?

関西ローカルの「すんげー!Best10」
あと「笑ってコラえて」の前身番組「笑ってヨロシク」のスペシャル回がめちゃくちゃ好きでした。

 

Q:ディレクターやプロデューサーにアピールしたいことは

実は演者打ち合わせの経験値が高いと思います。


深田 僕、1983年生まれで今井さんとは同い年なんですけど、若手時代に1回特番で一緒になっただけでそれ以外は全く接点なかったですよね?

今井 そうですね。フジテレビの玉野さんの「こくなんぱ」ですよね。

深田 調べたらその特番が2012年なので9年前ですね。その後に同世代の放送作家の飲み会で1度お会いしたくらいで、その時も違う席だったからちゃんと話すのは今日が初めてなんですよね。放送作家になったきっかけから聞いていいですか?

今井 僕は出身が兵庫県なんですけど関西ってお昼にお笑い番組ばっかりやってるんですよ。それで元々お笑い好きだったんですけど、中学生の時に好きだった女の子が深夜番組の話をしてきて。それがアンケートにも書いている「すんげー!Best10」っていう千原兄弟さんが司会の番組で。お笑いも好きで興味があるのもあり、その子と話を合わせたくて見るようになったらジャリズムさんとか若手のお笑いが大好きになったんですよ。

深田 青春のいい話ですね(笑)。

今井 それでいつしか高校卒業したら芸人になりたいなって思うようになってたんですけど親に「大学は出ておきなさい」って言われて。行かせてもらえるのもありがたいので近畿大学に進学したんですね。で、大学時代に「自分は人間としておもしろくないので芸人にはなれないだろうな」って思って。それで構成作家を目指したいと思うようになって、卒業と同時に上京してNSCの作家コースに入りました。

深田 NSC卒業してからからどうやって仕事につながったんですか?

今井 卒業してから1年はルミネで見習いとかNSCのアシスタントをやっていたんですけど、そこから世界のナベアツさん、千原兄弟さんをお手伝いさせていただくようになって、作家の遠藤さんに声をかけてもらって「あらびき団」に入れてもらったのがテレビの仕事のきっかけですね。その後は「あらびき団」を作っていた制作会社に色々な仕事に呼んでもらえるようになりました。「イチハチ」とか「FUJIWARAのありがたいと思えっ!」とか。

深田 なるほど。ちなみにNSCの芸人の同期が渡辺直美さん、ジャングルポケット、ジェラードンって書いてますけど当時から仲良かったんですか?

今井 直美は当時から仲良かったですね。

深田 NSC時代から知ってる人が世界的な有名人になるってすごい体験ですよね。その頃から渡辺直美さんは面白かったですか?

今井 そうですね、面白かったです。直美とかジャンポケ斉藤くんのパフォーマンス見て「芸人にならなくてよかった〜」と思ってました。

深田 今井さんが若い頃から一緒にやっている人で売れてる芸人は他にどんな方がいるんですか?

今井 お手伝いさせてもらっていたメンバーだと…渡辺直美、シソンヌ、ニューヨーク、相席スタート、今はやってないですけどチョコレートプラネットとかですね。

深田 そういう人たちって出会った時から「この人たちは売れるな」って思うんですか?

今井 いや、僕そういうの分からないんですよね。もちろん、面白いとは思いましたけどその芸人が売れるかどうかって全然分からないんですよ。損得じゃなく興味だったり「この人たちのネタは僕の感性で無理せずネタのこと話せるな」ということを重点に置いてます。

深田 今井さんが面白いと思っていて、まだ世間的に売れていない人っています?

今井 もちろんいます。お手伝いさせてもらってる人たちなんで手前みそにはなりますけど、囲碁将棋とTEAM BANANAっていうコンビは面白いと思ってます。

深田 あとは学生時代の話ですけど、今井さんってどんなキャラだったんですか?

今井 まじでイケてるグループとイケてないグループの中間って感じですかね。どっちのグループとも話す感じでした。

深田 中学の頃からお笑い好きだったってことですけど、自ら笑いを獲りにいくようなタイプだったんですか?

今井 いや、自分では前に出ないんですけど生徒会長のスピーチを考えるとかはやってましたね。

深田 当時から作家っぽいことをやってたんですね(笑)。僕も学生時代はそんな感じだったんですけど。ちなみに僕と同い年ですけどダウンタウンは好きじゃなかったんですか?

今井 めちゃくちゃ好きでしたよ。僕らが好きになった頃はダウンタウンさんは漫才はやってなかったじゃないですか?当時、過去にダウンタウンさんがやっていた漫才を見たいと思ったんですけど、お笑いが何もわかってない状態では見たくないと思って18歳まで我慢して、ダウンタウンさんの漫才のビデオを見ました(笑)。

深田 子どもながらにすごいリスペクトがあったんですね(笑)。ちなみに関西でお笑い番組をたくさん見てたってことは、今は売れっ子の芸人の売れる前を見てるわけですよね?誰が好きだったんですか?

今井 「すんげー!」に出てた人たちは見てましたし、ケンコバさんや千鳥さんが好きでした。あとこれは先見の明があるっていうわけじゃないんですけど、麒麟さんがM-1に出て注目される前の全くの無名時代に深夜番組で見て、面白いと思って好きだったんですよ。

深田 その頃って関西でも全くの無名だったんですよね?

今井 そうです、ほとんど誰も知らなかったと思います。賞レースの予選だったんですけどあっさり落選して「え?」と思ってて。だけど、僕はめちゃくちゃ面白いと思ってたから、その時にM-1が始まって…偉そうですけど「ちゃんと審査されて決勝に出てこないかな~」と思ってたら、出てきたっていう感じでした。

深田 それすごいですね。