
名前 | ダンプ だんぷ |
出身地 | 北海道帯広市 |
生年月日 | 1996年8月2日 |
主な担当番組 | ※YouTubeチャンネル – 四千頭身 – 丸山礼 – 土佐兄弟 など |
Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?
カツオさん
企画書の書き方など作家としてのハートなどを学ばせていただきました。
ずっと仕事してるし全然寝てなくてすごいバイタリティーだなと・・・!
今でもサボりたくなったときにカツオさんの顔が浮かびます。
Q:自分がディレクターだったら放送作家は誰を呼ぶ?
数年前に「アオハルTV」という番組が、僕よりも1世代、2世代くらい上の若い世代の作家さんが中心になってやっていたのをみて、いつか僕もそんなことになったらいいなぁと思っていたので、同世代の作家だけでやってみたい!という思いはあります!
なので同世代で「マリマリマリー」を作っている深見くんとさかもとくんや、
同世代女性作家の堤さんとかで番組がやれたら楽しいだろうなと思います!
Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?
高橋伸幸さん
初めて作家として誘っていただき、
台本の書き方や会議での所作などを叩き込んでいただきました。
Q:今後、関わってみたい番組は?
SNSと連動したり、ライブをやったり、他でマネタイズできるなど
番組以外にも二次展開するような番組に携わりたいです!
漫画に関係する番組もやりたいです!
あとはやっぱりいつかダウンタウンさんとお仕事したいです!
Q:今後の放送作家としての展望や人生の目標は?
業界の垣根を超えて話題になるような番組をどこかの媒体で作りたいなと思います!
また、起業を考えていまして、今年の頭からずっと準備しております!
それが新時代のエンタメ業界の渦の中心になればいいなと思います!
Q:まだ出来ていないけどいつか仕事をしてみたい芸能人は?
ダウンタウンさん
いつかお会いしたいです・・・・!
Q:放送作家になってから1番嬉しかったことは?
初めてテレビのエンドロールに名前が載った時
初めてYouTubeでミリオン達成、急上昇
初めてTikTokでミリオンいいね
深田 カツオさんの近くで仕事を見させてもらうとやっぱりバイタリティーを感じますか?
ダンプ そうですね。僕はカツオさんのおかげでちゃんと作家としての下積みを出来た気がします。民泊のバイトでそれなりに稼げていたのもありますし、僕らの世代ってABEMAとかYouTubeが出来立ての時期だったので、新人作家でも生活できるくらいには稼げたんですよ。だから、カツオさんの存在がなかったらもっと頑張らなきゃと思わなかったかもしれないですね。深夜にツイートで「これからベースキャンプ」とかつぶやかれているのを見ると、これから寝ようと思っていた自分が恥ずかしくなりましたから(笑)。そういうツイートを見て「寝ようと思っていたけど自分も企画書を作ろう」とか思えたので。カツオさんには色々教えていただきましたし、その背中を見せてもらって頑張れました。
深田 ダンプさんは同世代の作家で仲がいい人って誰なんですか?
ダンプ 僕らの世代ってそんなに仲良くしてる感じではないんですよね。仲が悪いって意味じゃなくて単純に人数がいないというか。
深田 確かにテレビで言うと今の20代の作家は1つの番組で入れても枠としては1人とかだろうし、YouTubeだと1つのチャンネルにそんなに何人も作家いないだろうからそうなりますよね。僕ら30代後半の世代はわりと仲良くて、コロナ前は年に1回20人近く集まって飲み会したり、3~4人ではちょこちょこ飲んだりしてたんですけど。そこはテレビ界の構造というか、20代の作家は同世代の繋がりがあまりできないのかもしれないですね。
ダンプ 僕の場合はYouTubeチャンネルの「マリマリマリー」をやっている深見シンジくんとさかもと良助くんが仲良くて、3人で一緒に住んでるんですよ。
深田 そうなんですか!?めちゃくちゃ青春じゃないですか!でも、僕最近、YouTubeのおすすめで「マリマリマリー」が出てきて、あのアニメコント見たらめちゃくちゃ面白いなと思って。今、登録者が50万人くらいですけど、この勢いは100万人いきそうですよね?
ダンプ それ聞いたら深見くんも喜ぶと思います。身内びいきになっちゃいますけど、僕も「マリマリマリー」は大好きなのでよく見てますね。
深田 あれ見てすぐに仲いいコント作家に電話して「マリマリマリーって知ってる?あれなら放送作家でもできそうだからああいうのやってよ」みたいなことしゃべったんですよ。放送作家でもできそうっていうのは、アニメーション(イラスト)のカット数も少なくて、吹き替えも声優じゃなく自分たちでやっていて、そんなに編集も難しくない。あれなら低コスト・低カロリー・持続可能なフォーマットなんで放送作家でもやれなくはないなと。よくあるような漫画動画作ろうと思ったらコスト的にも労力的にもけっこう厳しいと思うんですけど「マリマリマリー」は運営面から見てもうまく設計してるなと思って。それでいてもちろんクオリティー高いですし。そう思ってたら、あとから調べてみたらホントに放送作家がやっていて、しかも深見さんがやっていて。深見さんは僕ちょっとだけ知ってたんでビックリしたんですよ。3年くらい前に放送作家が考えた企画を濱口さんがやるっていうライブで僕が参加させてもらった時に、裏方として舞台上のスクリーンにパワポを出す操作をしてくれてたのが深見さんだったんですけど「このチャンネル、あの子がやってんのか!!」って。こういう時に他の放送作家がどういう感情を抱くのか分からないですけど僕はかなり嬉しかったですね。嫉妬ゼロというか。たぶん、今の20代の放送作家がテレビでコント番組を担当してもネタの採用率は先輩作家に比べてそんな高くないだろうし、上の世代の作家やディレクターから「コントってのはね、こうじゃなくて…」ってダメだしされることもあると思うんですよ。でも、個人の力だけでやったらやっぱりこういうヒット作できるんじゃん!って。そのダメ出しする先輩の中で「マリマリマリー」より面白いチャンネル作れる人がどれだけいますか?って思うんですよ。僕は年齢が下にいけばいくほど人間は優秀になっていくって思ってるんで、それが証明されてて嬉しいと思ったというか。なんでおじさん側がそんなこと思ってんのか分からないけど(笑)。僕が色々しゃべっちゃってすみません。とにかく嬉しかったんで速攻でこの作家名鑑の取材も申し込みました。
ダンプ それ聞いたら深見君も喜ぶと思います。
深田 最後になりますけど、ダンプさんはテレビの仕事もやりたいという気持ちはあるんですか?
ダンプ もちろんあります。やっぱりテレビ番組って面白いです!最近1番YouTubeで見るのはダウンタウンDXの違法切り抜きってくらい(笑)。お声がけいただけるならぜひやりたいです。ただ、自分の能力を考えた時にテレビ作家だけで食っていこうと思っているわけではないというだけですね。自分の能力的には「テレビの放送作家」としての能力が1番低いと思ってるんですよ。だから、テレビ番組でもSNSと連動してとか、他のマネタイズを考えるみたいな番組だったらお役に立てるかなと思うんですけど、そうじゃなかったらなかなか太刀打ちできないかなと思っているので。とはいえ今後はプラットフォームの枠組みを取っ払って、むしろ視聴者との壁も無くなって1億総クリエイター時代になってますから(笑)。頑張らないとなとは思います!
深田 僕はダンプさんとは今日の取材以外で1回しか会ったことなくて、ツイッターでの発信とかメディアで取材受けている時のイメージしかなくて「たぶんこの人は自分を天才と思ってるタイプだな」とか思ってたんですけど(笑)。全然そんなことないんですね?
ダンプ そんなこと全然思ってないです(笑)。むしろ本当にダメ人間ですし、中学の時に3番で入学して、最下位で高校を卒業するという挫折も味わってるんで、そもそもそんなに自信のあるタイプではないと思いますね(笑)。
深田 でも他の放送作家にはない特別な能力を持っていることは間違いないと思うので将来何か面白いことをやってくれそうだなという期待感があります。そういう意味でアンケートに書いている「起業を考えている」っていうのが気になります。具体的には言えないでしょうけど。
ダンプ そうですね、詳しくは言えなくて申し訳ないんですけど。テレビに比べてYouTubeは規制が緩いという位置づけはされていますけど、YouTubeも年々規制が厳しくなってきていて、この先それはさらに厳しくなると思うんです。そこで、今までになかったまた新しい形の番組作りができるプラットフォームが作りたいと思っています。今の時代にみんなが求めているエンタメの受け取り方はこれかなというのが自分の中で思いついたんで。今は事業計画書を作って資金調達しようという段階なんですけど、早くて来年に実現出来たらいいなと思っている感じです。
深田 中身は全く想像できないですけど楽しみです。期待してます。
ダンプ ありがとうございます。