名前堤 映月
つつみ はづき
出身地東京都
生年月日1997年9月10日
主な担当番組– あざとくて何が悪いの?
– 夜な夜なラブ子さん
– ヒルナンデス!
など

【取材後記】

取材の帰り道、自分が23歳の頃のことをふと思い返してみた。
そしたら…23歳の時、自分は放送作家になってなかった(笑)。

気を取り直して自分の放送作家1年目を思い返してみた。

レギュラー番組は1本。
1週間の大半を多摩川沿いでの散歩に費やし、
企画書を作るという知識すらなかったため何を努力すればいいかもわからず、
それでいて「時が経てば仕事って増えるんだろうなぁ」とお気楽に過ごしていた。

そんな自分の1年目を考えると
いかに堤さんの今の状況がとてつもないかということが分かる。

たくさんの仕事で楽しい経験を出来ている反面、
数々の大変な思いにぶつかっては葛藤を繰り返しているかもしれない。


再び、自分の1年目を思い返してみる。

番組の会議で思うようにしゃべることが出来ない。
先輩の何気ないダメ出しの一言に傷ついてしまう。
自分が面白いと思っていることがズレてるかもと不安になる。
将来、自分がどうなっていくのかを想像して不安になる。・・・etc

今の堤さんはこんな思いにぶつかっているんだろうか、なかろうか。
そんなことは僕には知る由もないが、
でもきっと堤さんなら放送作家に迫りくる、あらゆる壁も難なく超えていくのかなと思った。

インタビュー中の「根性では負けないと思います」と言った瞬間の顔には
人間としての、生命体としての強さを感じてドキッとした。
(なんかちょっと頑固そうな感じもした笑)

目の前で嬉しそうにパンケーキを食べているこの23歳が10年後どうなっているのか?
楽しみで仕方なかった。

この先の10年で僕には見られない景色をたくさん見るに違いない。

それを聞かせてもらうのが楽しみで
「また10年後にパンケーキ食べながら、10年間のいろいろな体験や思いを聞かせてください」と約束した。

50歳目前の僕は果たしてどんな立場で堤さんと再会しているのか?

14歳下の放送作家に話を聞いたことで自分の過去と未来を見つめ直すという
なんとも不思議な取材だった。


パンケーキも、美味しかった。

深田憲作