名前岡 伸晃
おか のぶあき
出身地愛知県名古屋市
生年月日1984年3月20日
主な担当番組– モーニングショー
– TVタックル
–  ザワつく!金曜日
など

アンケートへの回答をもとにインタビュー取材

Q:放送作家になったきっかけは?

・中島らもさんに憧れて。
コピーライターと放送作家で悩んだ。

Q:人生で1番好きだったテレビ番組は?

・とんねるずのみなさんのおかげでした


深田 岡さんは1984年生まれで早生まれだから僕と同い年なんですけど、中島らもさんに憧れるって早熟な子じゃなかったですか?

岡  そうなんですかね?中学生の時に中島らもさんのエッセイを読み始めて、中島らもさんの自由に生きている感じがかっこいいと思って。中島らもさんがコピーライターと放送作家をやられていたので、僕も中学生の頃からそのどちらかの仕事をやりたいなとぼんやりと思ってました。

深田 そこから放送作家になったいきさつは?

岡  僕は名古屋出身で中京大学に通っていたんですけど、大学在学中に名古屋のコピーライター養成講座に通ってみたんです。中島らもさんもコピーライター養成講座に通っていたので。授業では広告のコピーの書き方などを教わるんですが、CMなど映像広告を作ることに面白さを感じまして。ただ、CMって15秒~30秒と尺が短いので、もっと長尺の映像も作ってみたいと思い、テレビの放送作家についても調べたんです。それで当時、放送作家の高須光聖さんがやっていた「御影屋」というサイトで色んな放送作家の対談記事を見つけて、全部読んだら、放送作家への興味が強くなっていったんですよ。

深田 当時、放送作家を目指す人にとってはあのサイトが参考になってましたよね。このサイトもそうであるといいんですが。

岡  で、就職活動せずに名古屋から上京しました。

深田 なんのアテもなく上京したんですか?どこかの放送作家スクールに入ろうと思って上京したとかではなく?

岡  僕、放送作家の安達元一さんがやっていた「安達塾」の出身なんですよ。名古屋にいる時に夜行バスで安達塾の弟子募集の面接を受けに行って、入れてくれるっていう話を受けて、すぐに上京することにしたんです。

深田 あ~、岡さんは安達塾出身なんですね。

岡  この放送作家名鑑でもインタビューを受けていた政池さんが僕の面接官でしたよ(笑)

深田 へぇ~、そうなんですね。安達塾で仕事を手伝っているうちに個人でも仕事をもらえるようになった感じですか?

岡  そうですね。ちゃんと食べられるようになるまで3年くらいかかってますけど。

深田 仕事が広がったきっかけとかありました?徐々にって感じですか?

岡  2011年に大きな転機があったんですよ。東日本大震災があった時、僕は放送作家の先輩と一緒に番組の会議中だったんですけど、地震の影響で電車も動かなくて帰れないから、そのままその先輩の次の会議にも一緒についていったんです。それがテレビ朝日の「モーニングバード!」の立ち上げ会議で、流れで会議にも参加して、先輩の隣の席に座っていたんですよ。そしたらその夜に会議にいたプロデューサーから電話がかかってきて「君、番組に興味ありそうだったから番組入ってみる?」と声をかけて頂いて。それをきっかけに「モーニングバード!」に参加させて貰ったんです。現在担当している番組はニュースや朝の情報番組の仕事が多いですけど、それは「モーニングバード!」から始まりましたね。

深田 それ凄い話ですね!だって帰れないからテレ朝にいるのはいいとして、会議に参加しちゃうってのが岡さんっぽいというか。肝座ってますよね~。

岡  局内も緊急事態という感じだったので、なんとなく先輩の横に座ってたんですよ(笑)

深田 朝の情報番組やってみてどうでした?

岡  それがめちゃくちゃ刺激を受けたんですよ。元々、ニュースはあまり見ない人間だったんですけど、いざやってみると、世の中で起きたことをすぐ放送に持っていく瞬発力がある所や、記者たちが独自の取材で真相に迫っていく感じが僕は好きで。テレビだから出来る醍醐味なのかなって思います。

深田 僕は岡さんのことを放送作家っぽくない人だと思ってるんですけど、学生時代はどんな感じだったんですか?

岡  中学までは全く女子としゃべれなかったですね。女子としゃべったり優しくされると「この子、俺のこと好きなんじゃないのか!?」って思っちゃうイタイ奴だったんです(笑)高校に入ったら周りはギャルやギャル男だらけで、チャラい人が多かったんで、自分も自然と女子としゃべれるようになって、遊んでました。なので、イケてない時代とイケてる時代の両方を経験してますね(笑)

深田 お笑いは好きだったんですか?

岡  そこまで深いお笑い好きではないですけど、バラエティは大好きでした。当時、僕の周りでは「ダウンタウン派」と「とんねるず派」に分かれていたんですが、僕はとんねるず派で、都会的でスタイリッシュな感じに憧れてました。