名前林田 晋一
はやしだ しんいち
出身地三重県松阪市飯高町
生年月日1983年4月19日
主な担当番組– 月曜から夜ふかし
– 1周回って知らない話
– クイズ!脳ベルSHOW
– ヒルナンデス!
など

Q:今まで自分が通した中でベストな企画は?

いつかベストと言える企画が生み出せるよう、これからも精進します。

Q:ディレクターやプロデューサーにアピールしたいことは?

・皆さんと違って特に秀でた分野はありませんが、逆にどんなジャンルでも、柔軟に対応できる作家を目指しています。

・企画打ちが好きです。自分で企画書、何本でも書きます。毎日欠かさず1日1個、番組企画を考えるようにしているので、手数だけは多いと思います。

・趣味は野球観戦(巨人ファン)で年間20試合は球場に観に行ってます。

・美味しいものを食べるのが好きな「隠れグルメ気取り」なので、予約困難店や、ミシュラン星付きの店は同世代の作家さんより行っていると思います。

・毎年、「10kgのダイエット」を成功させてはリバウンドしているので、ダイエットの知識は、他の作家さんよりあると思います。

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?

・多すぎて、とてもお一人には絞れません。
・作家を目指してから、初めて衝撃を受けたのは山谷隆さんです。

Q:自分がディレクターだったら放送作家は誰を呼ぶ?

・デーブ八坂さん
・(自分がDでなく作家なら、飯塚大悟さん)

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?

・多すぎて、とてもお一人には絞れません。
(※つまらないアンケートで本当に申し訳ございません)


深田 林田がしてきた努力の1つとして、企画書を頑張ったってのはあると思うけど、どれくらい書いてたんだっけ?

林田 つい最近までは、年間200~300本は書いてましたね。とはいえ、人に言われるがままに書いた企画書も結構あるし、企画書を書いた本数なんて、何の自慢にもなりませんけど。ただ、若手のうちは企画書が得意なら企画会議に呼ばれる、それきっかけで番組に呼んでいただけるチャンスも増えると思ってとにかく必死に書いてましたね。

深田 企画書以外で自分なりに努力したって意識があるものは?

林田 自分は他の作家さんに比べて得意分野がないと思っているので、とにかくテレビを見るようにしています。一部の人にとっては「は?当たり前じゃん」ってことなんですけど、意外とテレビを見てないテレビマンも多いじゃないですか?だからそこの情報はちゃんと持ってる方がお役に立てると思って。

深田 なるほど。

林田 このテーマを扱う時、どの切り口はもうやられてて、どの切り口はまだやってないかとか。この旬の人気者は、この話はよくしてコスられまくってるけど、この話はまだどこでもしてないとか。どのタレントさんは家族の話をする、家族をテレビに出す、自宅を出す、とかの最新の情報を常にアップデートして知っとかなきゃいけない。そんな意識でテレビを見まくってます。

深田 視聴率も細かくチェックする?

林田 特に最近がそうですけど、「視聴率を獲る番組の傾向」の潮目ってものスゴく早いスパンで変化しているので。「これやって数字獲ったから」っていう過去の成功体験が、数ヶ月後には全く通用しなくなってるじゃないですか。しかも世帯視聴率から「個人」「Fコア」「キー特性」を重視するように変わってから、まだそこの必勝法を持っているテレビマンがほとんどいない。だからこそ、とにかくテレビを見て、毎日、視聴率速報と照らし合わせて、「あの番組はなぜ数字獲ったのか?」「普段獲ってる番組が、今週だけ獲らなかった理由は?」「逆にこの番組が、今週だけ普段より獲った理由は?」「お笑い第7世代が出て、数字を獲る番組と獲らない番組の違いは?」など、自分の中で何かしらの理由付けができるまで考えるようにはしています。それが合ってるかはわかりませんし、それを分析したからって、なかなか数字を獲れないのが現実ですけど。

深田 うんうん。

林田 もちろん、面白いことを考えるのが一番の仕事ですが、その企画を考える前提として、常に最新の状況と向き合った上で、企画立案しなきゃと思っています。本当はごちゃごちゃ細かいことを言わず、ただただみんなが納得する、面白い企画を出す作家になりたいですが、自分には無理なんで、できることは何でもしないとって意識ですね。「何も結果を残したことないやつが、超偉そうに語ってるじゃん」って思ってる方もいるだろうし、僕がここまで語るのはおこがましいんですけど・・・。すみません、変な予防線ばっかり張って…。

深田 なるほど。林田は番組のジャンルにはそんなにこだわりはない感じするよね?こういう番組はやりたくない、みたいなのは無さそうだよね?

林田 それはないですね。さっきも言ったように、「お笑いのネタが書けないコンプレックス」の分、その他の項目でとにかくバランスいい○角形にならなきゃいけないって思ってるんです。だから自分の引き出しを増やすためにも、とにかくあらゆるジャンルの番組を経験したいですね。十数年、作家をやってきたけど、まだまだ、日々、新しい学びの連続なんですよ。例えば最近だと、「ヒルナンデス!」に呼んでいただいたんですが、お昼の帯の情報番組にしかない番組の作り方とか、これまでとは違う世界で、知らないことだらけですし、「夜な夜なラブ子さん」って番組は、これまでやったことない“恋愛トークショー”ってジャンルだけど、そこでも新たな発見の連続でめちゃくちゃ楽しいですし。

深田 そういうのは放送作家が楽しいと思えることの1つだよね。新しい番組やるたびに色んな学びみたいなものがあるもんね。

林田 とにかく、何もない自分が今後も作家として生き残るためには、「手数を増やして」「常に最新のテレビの風潮と向き合う」しかないのでそこは頑張り続けなきゃいけないと思っています。球速は130km/hそこそこだけど、変化球の種類はやたら多いピッチャーを目指してますね。

深田 ではアンケートに書いている作家の話を聞かせてもらいます。デーブ八坂さんはこのサイトでも色々な人が名前挙げるからやっぱりスゴイよね。売れるってこういうことかっていう。

林田 同い年だけど作家歴的にはたぶん5年以上先輩だからお名前を出すのも恐縮ですけど…。とにかくどんなに忙しくても、絶対に120%の宿題・台本を出す人。しかも性格めちゃくちゃ良くて、会議で誰よりも笑う。時々、全然面白くないことにもバカみたいに大きな声で笑って「デーブさん、やりすぎですよ」って思いますけど(笑)

深田 普通は番組のネタ案って4~5行くらいでいのに、八坂さんって1つの企画につき1枚使ってリサーチした情報載せたり、画像載せて出すんだよね。

林田 自分が総合演出だったらとりあえずデーブさんを入れておけば、後輩作家たちはみんな、絶対手を抜けないだろうなって思いますよ。

深田 アンケートの「自分がDじゃなくて作家なら飯塚さん」っていうのは?

林田 僕が一方的に思ってるんですけど、番組や企画の「理想としている正解」がたぶん飯塚さんとは似てるんですよ。年上の先輩だし、色々とヤバい人だからあんまりこういうところで名前出したくないんですけど。

深田 いや、そんなにヤバい人じゃないよ(笑)飯塚さんを知らない人もたくさん読んでるから変に誤解させたら申し訳ないからさ(笑)ちょっと変わってる人ってだけね(笑)ちなみに飯塚さんにも取材したいから今度話すことあったら言っといて。

林田 飯塚さんは能力も僕の何倍も優れてらっしゃるので、同じ番組にいたら、自分が目指す方向で、自分より鋭い意見を言ってくださる、作家としてこんな頼もしい人はいません。ただ、あの人は対人コミュニケーションが下手くそ過ぎて、ディレクターさんへの忖度意識が欠如してる。すごいぶっきらぼうな口調で、「これ、このままだとヤバいっすね」みたいなこと言うじゃないですか。不気味な金髪&長身の風貌に、思いやりのかけらもない死んだ目で。もちろん言ってること正しいんですけど。自分がディレクターなら精神的に耐えられなさそうなんで…。あれだけコミュニケーションがド下手で、思いやりゼロなのに、色んな番組に呼ばれてる飯塚さんは、どれだけ優秀なんだって話ですよ。

深田 あと、アンケートに書いてる山谷さんは日テレ学院の講師だったんだよね。

林田 初めてお会いした時、「これが面白い放送作家か!」って衝撃を受けました。周りの意見や世の中の風潮に流されず、ただただセンスで面白い人。作家になって7~8年経った時、特番でご一緒させていただいたけど相変わらずキレッキレのネタを出されてて「この人ヤベえ!」って思いましたよね。

深田 他に衝撃を受けた作家は?

林田 基本、この世界に入って、出会う作家さん皆さんに衝撃を受けてます。例えば、さっき話したリサーチで入ってた番組だと「恋愛新党」のチーフ作家が当時30歳ぐらいの大井洋一さん、「リーダー’s ハウトゥ ブック」のチーフ作家が当時30そこそこの興津豪乃さんだったんですけど。お二人とも、ネタが媚びてない上にとにかく面白くて衝撃でした。まだお若いのにチーフとしての風格も漂ってて、年齢的に「自分が5~6年後、こんな作家になれてるか?」って考えた時、絶望しましたよね。自分が37歳になった今も、当時のお二人には到底及ばないと思ってますし、今でも、時々ご一緒させていただく度に、変わらず面白くてカッコいいな~って思ってます。