名前村上 卓史
むらかみたかふみ
出身地神奈川県出身
生年月日 1966年9月26日
主な担当番組 – ジャンクSPORTS
– 炎の体育会TV
– 元気が出るテレビ
– 学校へ行こう
など

Q:ディレクターやプロデューサーにアピールしたいことは?

旅については詳しいと思います

Q:今まで自分が通した中でベストな企画は?

「ジャンクSPORTS」でスポーツ選手の奥さんにスポットを当てたコーナーをやったこと。

Q:今後、関わってみたい番組は?

東京五輪のお仕事です

Q:今後の放送作家としての展望や人生の目標は?

沖縄に住んで沖縄の番組をやらせてもらうのも有りかなと思っています

Q:今後の放送作家になってから1番嬉しかったことは?としての展望や人生の目標は?

長嶋茂雄さんの特番でご本人とお会いできたことです


深田 村上さんはスポーツのイメージが強いですけど、旅も好きなんですか?

村上 テレ朝の編成さんから「ぶらり系」のお仕事をもらった時に「旅行作家」だと思われていたのに驚いたのですが、そう思っているテレビマンも結構いるみたい(笑)。「ウチくる」「もしツア」を始めBSで旅や歴史の番組をやっていたので、旅ものは多少詳しいと思います。“弾丸ツアー”みたいな言葉が出てくる前から金曜の夜に海外に行って日曜の夜に帰国するっていうことを30代の頃からプライベートでやっていたので、旅のノウハウはわりとあります。特にバンコク、香港、シンガポールはかなり詳しいです。

深田 旅好きにも色々あると思いますが、旅の中でも何をするのが好きなんですか?食べ物ですか?

村上 ベタにグルメと名所巡りですね。そもそも僕は神社が好きなので。海外で神殿とか見るの好きなんですよ。

深田 再びスポーツの話を聞かせていただきますね。スポーツを扱うテレビ番組も色々とありますけど、村上さんがなかでも得意な仕事ってどんなことですか?

村上 生中継で状況に合わせて急遽原稿を書いたり、尺に合わせて構成を考えるのは得意かもしれないです。「生中継の残り10分の尺をどう使うか?」みたいな時とか。ここで5分くらい試合をVで振り返って、スタジオ入れて、CM入れて、最後にスタジオで明日の予告をして終わりましょう…みたいなのを総合演出と話して放送30分前に考えたりすることがあるんですけど、そういうのは得意だと思います。これは長年やってきた経験があってのものだと思うので。

深田 あ~、なるほど。それは特殊技能と言っていいですよね。

村上 試合が放送に収まりそうにないので延長することになったけど、急に終わってしまい、10分余ってしまった。さあ、どうしよう。とか。格闘技の生中継で前の試合が30秒で終わり、次まで20分もある。となると、MCだけでつなぐことは出来ないから、どの試合をハイライトで入れようかとか、控室リポートを入れようとか。こういうのはスキルというか、経験がないと出来ないので、自分の得意分野かな、と。

深田 確かにそれは豊富な経験がないと出来ないことですね。スポーツ中継も奥が深そうですね~。

村上 ただね、これよく言われるんですけど、「村上さんは大きいスポーツの大会、たくさん見られていいですね」って。いや、そんなことないんですよ。試合の時、僕はテレビ局とか会場にいても控室のモニター前にいますから、ほとんど生で見たことないです(笑)。いい席で楽しんで見ているように思われがちですけど、全然そんなことないですから(笑)

深田 あ~、そうなんですね。僕もちょっと羨ましいとか思っちゃってました(笑)。そして、やはり今後の目標としては東京五輪なんですね?

村上 そうですね。一応オリンピックは1996年のアトランタオリンピックから、全大会をずっと関わらせてもらってきたので東京五輪もやれるといいなと思います。2020年がひとつの節目かな、と思っていますし。(※五輪延期が決定する前に取材)この歳になると1年1年がラストイヤーという気持ちで仕事をしています。オファーが無くなれば暇になっちゃうんだから、お声がけいただける限りは精一杯頑張ろうと。

深田 今後の展望として、沖縄でレギュラー番組をというのは?

村上 これは縁があって今、沖縄でレギュラーを2本やっているので、将来、沖縄に移り住んで沖縄で番組作りをするのもアリかな、と。これはまだ漠然とした思いですけど。

深田 最後に、後輩の放送作家にアドバイスというか、言っておきたいこととかありますか?

村上 そうですね…最近は増えてきているけど、テレビ以外の仕事もどんどんやって欲しいなと思いますね。特に自分が好きなことというか、興味あることを。僕も趣味から派生して馬主になって、それが40歳過ぎてからテレビで競馬の仕事につながったりしたので、テレビとは違う世界に触れることをどんどんやるべきかなと。昔はテレビマンがテレビ以外のことをやることに、抵抗がある人も多かったと思うけど、今ではテレビ以外のことをやるのが当たり前の時代にもなってきたし、年配者としては若い人のそういう活動を否定せずに応援したいと思います。僕自身はその波に乗り遅れていますけど()

深田 大先輩にそう言っていただけると、ありがたいと思う人は多いと思います。