名前村上 卓史
むらかみたかふみ
出身地神奈川県出身
生年月日 1966年9月26日
主な担当番組 – ジャンクSPORTS
– 炎の体育会TV
– 元気が出るテレビ
– 学校へ行こう
など

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?

そーたにさん

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?

日本テレビの髙橋利之さん


深田 以前、村上さんとお食事に行かせてもらった時も「そーたにさんは天才だ」とおっしゃられていましたよね。村上さんにとっては直属の先輩になるわけですけど、初めてお仕事されたのは何の番組ですか?

村上 「元気が出るテレビ!!」ですね。

深田 の頃はそーたにさんも若手作家だったと思いますけど、当時から面白さは際立っていましたか?

村上 そうですね。僕のイメージだけど、テリー伊藤さんがやりたいと思うコトの多くをそーたにさんが考え出していたっていうイメージがあります。

深田 へぇ~、すごいですね。そーたにさんのネタってどういう種類の面白さでした?

村上 うーん、そうですね。渡辺哲夫っていうほぼ同期の作家とそーたにさんのネタの話になったことがあって、その時に彼が「そーたにさんの書いたネタは読むのが楽しい」って。こんな褒め言葉ないと思うんですよね。しかも、実現不可能な無茶な会議ネタじゃなくて、ちゃんと実現できる範囲の内容で面白いんですよ。テリー伊藤さんって、むちゃくちゃなことをやる人ってイメージがあるかもしれないけど、作家が非現実的なネタを出すことは嫌っていましたからね。会議だけ盛り上がるようなネタは全く認めなくて、むしろ「オナニーみたいなネタを書きやがって」と怒られます。「この企画には正義があるか?」ということを常に言っていました。

深田 あ~、そうなんですね。「とにかく面白くて無茶なことをやるんだ!」っていう意識で番組作りをされていたのかと勝手に思っていました(笑)

村上 無茶なこともやるけど、ちゃんと筋が通っていないとダメというか。「面白ければいい」っていう人では決してなかった。

深田 これまで見てきた中で、他に印象に残っている作家の方っていますか?

村上 発想がぶっ飛んでいるという意味で驚いたのは三木聡さん。

深田 あ~、今は映画監督の。三木さんのことはみなさん「天才だった」っておっしゃいますね。

村上 そーたにさんのネタが現実的って言ったけど、三木さんのネタははじめに聞いた時は「こんなの出来ないでしょ?」っていうのが多かった(笑)僕がご一緒させてもらった番組では、「三木さんの出した発想をどうすれば現実的に落とし込めるか?」っていうのをみんなで考えて、結果それが面白くなっていた気がします。

深田 髙橋利之さんは「えらい人グランプリ」でお仕事されたんですよね?その頃、髙橋さんも若手ディレクターですよね?

村上 彼は僕の1個下なんだけど、たぶん当時27,8歳だったはず。

深田 今や日本を代表するバラエティの総合演出ですけど、元々スポーツ局の出身なんですよね?当時から優秀だなって感じましたか?

村上 それまで僕が「元気が出るテレビ!!」とかで仕事をしていたド根性系のディレクターとは全然違うタイプで、最初はすごく驚いた。どっちがいいってわけじゃないけど、トシさんの仕事はすごくスマートというか。若手ディレクターって尖ったことをやろうとしがちだけど、彼はベタなこともちゃんとやるし、それを自分の手法に落とし込んでちゃんと演出するんですよね。色んなことを面白がってくれる人だったから、一緒に仕事していて気持ちがよかったし。あと何と言っても性格がいい(笑)みんなよく言うと思うけど彼は人格者ですね。総合演出=ピリピリしているイメージってあるじゃない?でも彼はすごく優しくて人を構えさせないよね。

深田 日テレの総合演出の方って、僕の印象ですけど優しい人が多い気がするんですよ。それって髙橋さんの影響があるのかなって思うんですけど。ピリピリした総合演出を見て育った人は、やっぱり自分が総合演出になったらピリピリすると思うので。

村上 確かにそういう部分はあるかも。彼とは最近はほぼお仕事してないけど、僕が担当している番組を見て「面白かったね!」っていまでもメールをくれるんですよね。そういうのも凄いなと思う。本当にテレビが大好きで、よく見てる。

深田 日テレの社員の方に聞いたことあるんですけど、「話していると全番組を見てるんじゃないか?って思うくらい、テレビを見てる感じがする」って言ってましたね。

村上 かなり見てると思うよ。夕方のニュースの話とかもするし。