名前オグロテツロウ
出身地東京都出身
生年月日 1980年
主な担当番組-怒り新党
-TVタックル
-ノンストップ
など

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?

北本かつらさん

Q:自分がディレクターだったら放送作家は誰を呼ぶ?

番組の性質によって変わると思いますが
一度仕事してみたいのは、タムケンさんとカツオさん。
公私混同ですけどね(笑)

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?

テレビ朝日の藤井智久さん

Q:テレビ史上、最高の企画だと思うのは?

細かすぎて伝わらないモノマネ選手権


深田  北本かつらさんと初めてお仕事されたのは何の番組ですか?

オグロ これまたはっきり覚えていないんですけど(笑)2003年か2004年頃、僕がリサーチで入っていた番組が最初で、2回目が「シルシルミシル」ですね。その後、「怒り新党」で初めて構成でご一緒させてもらって…、その後色々やらせて頂いて…、たぶん、僕が1番一緒にお仕事させてもらっている作家さんってかつらさんなんですよね。

深田  かつらさんの印象は?

オグロ やっぱり何と言っても話が上手いし、面白いですよね。しかも、知識もすごくあるしマニアックだし、コントも書けるし、エッジのある企画も考えられるし、瞬発力あるし…あとは会議で後輩のネタを拾ってくれたり広げてくれる優しさもありますよね。

深田  確かに後輩のネタを拾ってくれる先輩というイメージありますね。あれは若手作家は嬉しいんですよね。

オグロ ごい作家さんは色々いらっしゃいますけど、僕の中の「放送作家像」って、かつらさんなんですよね。なんていうんですかね…、さっき挙げた能力にプラスされる良い意味での下世話感というか…あ、あとは、1番感動したってことで言うと高須(光聖)さんですよ。企画会議で数回ご一緒させてもらったんですけど、高須さんがダウンタウンの松本さんとやられていた「放送室」(TOKYO FMのラジオ番組)もホント大好きでよく聴いていたので衝撃でしたよ。「ラジオのまんまだ!」って。めちゃくちゃ楽しくて、高須さんの話、ずっと聞いてられるな~って思いましたね。しかも会議終わった後の帰り道、道路の向こう、反対側にいる僕を見つけて手を振ってくれたんですよ。めちゃくちゃ優しくないですか?(笑)あれは嬉しかったな~。

深田  アンケートに書かれているタムケンさんは僕はご一緒したことないんですけど、タムケンさんとカツオさんと仕事したいというのは?

オグロ 実はこのお2人と、高校が同じなんですよ。どちらもお会いしたことないんですけど、たしか、タムケンさんが3歳上で、カツオさんが1歳下で、これだけ年が近くて、同じ学校から放送作家が3人出てるって珍しいじゃないですか?学校の前に「サンゴダール」ってパン屋があるんですけど、あそこのビニールに入ったマヨネーズまみれのからあげ、あれ2人も絶対食べてただろうな~とか思うんですよ(笑)いつかご一緒してそういう高校トークしてみたいですね。

深田  テレ朝の藤井さんについてはどんな印象ですか?

オグロ 僕が藤井さんについて語るなんて本当におこがましいですけど…、初めてお会いしたのは「シルシルミシル」ですね。「そんなとこを面白がるのか!?」っていうのが衝撃だったんですよね。それは作家の渡辺真也さんもですけど。僕はリサーチで関わらせてもらいましたが、情報が弱かったら弱いなりに「どこを面白がるか?」ってところで勝負されてるなという印象がありました。覚えていることでいうと、「調べる課」のネタで、僕が「戸籍」についてリサーチしたときに取材した相手が「こせきさん」という名前の方だったんですね。漢字は忘れましたけど。他の番組だったらそんな情報どうでもいいことかもしれないですけど「シルシル」だったらそこに引っかかって面白がってくれる可能性あるなと思って資料にも大きめの字で載せたんです。そうしたら実際に藤井さんが引っかかってくれて。「シルシル」は他の番組の時とは資料作りの意識も違いましたね。

深田  なるほど。リサーチャー目線から見たディレクターとか放送作家の話も面白いですね。

オグロ 参加させて頂いた「怒り新党」では、新三大●●のプレビューを作家がいる会議でやってたんですけど。普通の会議だったら、原稿が用意されていて、それを見ながらやることが多いですけど、あの番組は、原稿は配られず、ディレクターが映像にあわせて読んでいくのをみて意見を言うというスタイルだったんですね。で、藤井さんはそれを1回見ただけでバーッと直すとこを指摘されるんですよ。なんで原稿も見ないで、1回の読み合わせを見ただけであんなに的確にいろんなところに気づけるんだろうっていつも思ってましたね。