

名前 | 堀江 B面 ほりえびーめん |
出身地 | 愛知県名古屋市 |
生年月日 | 1980年12月14日 |
主な担当番組 | – 笑ってはいけないシリーズ – ニノさん – ワラッチャオ! – フットンダ など |
Q:今後の放送作家としての展望や人生の目標は?
すでに飲食店、制作会社をやっているので、今後はTV以外のメディア、
というよりもっと広い範囲で
何かを立ち上げ楽しませる方法を考え実践したい。
Q:今後、関わってみたい番組は?
自分が放送作家として仕事を受ける3つのパターンを決めてるので
それにハマらなければ新しい仕事はいりません。
①0から自分で作った企画であること
②お笑い番組(芸人を幸せにできる)であること
③今まで出会った大切な人からのオファーであること
Q:まだ出来ていないけどいつか仕事をしてみたい芸能人は?
極楽とんぼさん
Q:放送作家になってから1番嬉しかったことは?
堀江利幸さんが自分のチーフ番組に参加してくれたこと
深田 僕はB面さんが飲食店をやられたり、制作会社をやられているのは噂で聞いて知っていたんですが、いつからテレビ以外のお仕事をするようになったんですか?
B面 会社を作ってやるようになったのは34歳くらいからですかね。作家とは別の仕事をやっているというよりは、飲食店を考えるのも企画だなと思っているというか。人を楽しませるという意味では、芸人さんのネタを考えるのも、CMを考えるのも、飲食店を考えるのも一緒だと思っているんですね。僕は縁があって若い頃からCMだったり、テレビ以外のお仕事も色々やらせてもらってきたので、どの仕事も媒体が違うだけで「企画を考える」という点では区別がなくなってきたんですよね。
深田 なるほど。
B面 あとは自分の城を築きたいという思いもありました。それは「自分がゴールを決めたい」ということなのかもしれないですけど。僕は「自分の中の幸せのカテゴライズを明確にすることが大事」だと思っているんですけど、自分が何をしていると楽しいのかっていうのを大事にしています。だから、テレビの仕事ももちろん好きなんですよ。アンケートに書いたように、好きだと思える仕事しかしないから、テレビのいい面しか見えないですからね。テレビのこともどんどん好きになっていますよ。
深田 それはいい話ですね。
B面 同じ会議で発言するのでも「しゃべらなきゃ(焦)」って思ってしゃべるの、しんどいじゃないですか?そういう仕事はしないようにしていますかね。この仕事は好きだな、とか。この演出家を男にしたいな、とか。この番組が当たったら芸人さんが幸せになるな、とか。そういう気持ちで仕事がしたいですからね。
深田 話を聞いているだけでもB面さんが楽しく仕事をされているのが分かります。ほぼ初対面でこんなことを言うのも失礼ですが、B面さんのような「自分でゴールを決めたい」とおっしゃる性格だと、放送作家をやるうえで、若い頃は辛い時期もあったんじゃないかと思ったんですけど。
B面 そうですね、若い頃は苦しい時期もありましたよ。というのも、自己評価で、放送作家としての僕は「可愛くない」んですよ。放送作家として仕事をするには、自分を可愛く見せなきゃいけない。そう分かってはいても、僕は自分を可愛く見せることが出来ないなと思ったんですよ。そういう苦しみと戦ってきたところはあります。そういう時期を経て、飲食店とか制作会社につながっていると思います。30代前半から「自分の中の幸せのカテゴライズ」を考えるようになった結果が今の仕事のスタンスになっているかと思いますね。
深田 それを経て、今とても楽しそうでいいですよね。大変なこともあると思いますが。
B面 ある時、知り合いの社長さんにこんなことを言われたんですよ。「今、なんでもやっていいって言われたら何する?」って。その時に僕は「南の島で小説が書きたいですかね~」って言ったんです。そしたらその社長が、「君は、自分が小説を出すには賞を獲ったりしなきゃいけないと思ってるでしょ?そんなことないんだよ。例えば、僕が小説を書きたいと思ったら自分で出版社を作って小説を出すことが出来る。こういう夢の叶え方もあるんだよ」って。「夢の叶え方も1つではない」と。それを聞いて人生の視野が広がった感じがしましたね。確かに夢を叶える方法っていっぱいあるんだなって。自分がやりたいことをやる方法も何通りもあるんだって。
深田 それはなかなか考えさせられるお話ですね。本当にそういうこと言う人いるんですね(笑)