名前佐藤 大地
さとう だいち
出身地新潟県魚沼市
生年月日 1984年4月19日
主な担当番組– おじゃMAP‼
– モニタリング
– ひねくれ3

Q:今まで自分が通した中でベストな企画は?

・わたしはワケあり成功者(テレビ東京)
 →自分の企画で、お世話になったサンドウィッチマンさんに
  MCをして頂いた思い入れ深い番組です

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?

・松田敬三さん
 構造自体が新しい企画を生み出せる発想力、
 テレビへの情熱、バイタリティ、
 若かった僕に沢山のチャンスをくれた人生の恩師の一人です

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?

・井熊俊博さん
 おじゃMAPを生み出し、演出をしていた方
 キングダムの王騎将軍のような、
 みんながこの人のためなら死ねると思える男気の塊。
 数年前に亡くなってしまいましたが、ずっと心の師匠です。


 エンドロールだけを見ての印象ですけど、作家の松田さんとよく一緒に仕事されてるイメージがありますよね。

 松田さんには超若手の頃からとてもお世話になってます。アンケートに書いた友達の制作会社の企画会議で初めてお会いしたんですけど、番組でご一緒させてもらったのは「おじゃマップ」からですね。「おじゃマップ」が生まれるきっかけとなった企画会議も松田さんに呼んでいただきました。

 松田さんはどういう方なんですか?

 番組企画をドンドン考えて、ドンドン実現させる、バイタリティーが凄い方ですね。ご自身でも「企画会議が趣味」とおっしゃってるんですけど、僕は尊敬の念をこめて「企画変態」と呼ばせて頂きたいです(笑)そして、企画考案だけではく、その番組を実現まで持っていくパワーと技術が半端じゃないです。

 あー、なるほど。松田さんに目をかけてもらえるようになったきっかけって、何かあるんですか?

 僕がテレビの仕事が何も無い1年目に、企画会議で会った初めての放送作家が松田さんで、会議後にすぐ「なんでもやります!なんでも呼んでください!」的な、読むのも疲れるような圧の強い、長文メールを送ったんです。そしたらある時、企画会議で他の作家が急遽来れなくなったらしく、代役で僕を誘ってくださったんです。その日から色々な制作会社でやる企画会議に呼んでいただけるようになりました。本当にラッキーだったんですよね。

 いや、でもそれは完全に自分でチャンスをたぐりよせたんですね。続いて、この井熊さんはどんな方だったんですか?

 ロジックという制作会社を創設した方で、「おじゃマップ」の演出をされていたんですけど、アンケートにも書いたように「キングダム」の王騎みたいな人でした。

 すみません、僕「キングダム」を読んでないんです(笑)

 「キングダム」で何万の兵士たちが死にかけている時に、将軍の一言で「うおー!」ってウソみたいに蘇るのが、あるあるなんですけど(笑) まさにそんな感じというか。

 へぇ~、それはディレクターとしてだけじゃなくて、人間的にも尊敬されていたということですよね?

 そうですね。テレビへの情熱は鬼気迫るものがありましたし、なにより人間として、とにかく男気に溢れる人でした。出会った当時、僕はレギュラー0本の新人作家でしたけど、そんな僕のことも、他の売れっ子作家さんと同じように、1人の放送作家として尊重してくれたんですよね。井熊さんの名言で「現場で泥かぶってるやつが1番偉いんだ」という、青島刑事的な言葉があるんですけど(笑)肩書で人を見ない、男が惚れる男でした。井熊さんには、テレビ作り以外にも、人間としてどうあるべきか、その答えを背中で教えて貰いましたね。

 ちなみに、同世代とか後輩の放送作家で、意識している人とかいるんですか?

 意識している人ですか?…誰でしょうね~。今の20代前半の放送作家の人たちは、生き方が面白いなって思いますけどね。

 あ~、なるほど。

 これまでの放送作家とは価値観が違う感じしますよね。

 例えばどんなところが?

 今の20代前半ぐらいの放送作家の人たちって、表に出ることへの抵抗が無い方が多いじゃないですか?

 あー、そういうところですね。確かにそうなんですよね。僕もそれは凄く思います。

 「裏方が表に出て…」的な、業界の謎のナナメ目線に怯えちゃうことってあるじゃないですか?それが全くない世代と触れ合うと良い刺激を貰いますね。で、実際にそんなナナメ目線に怯える必要ないですからね(笑)

 なるほど~。

 それに、ここ最近のメディアがめちゃくちゃ多様化して、これまでの世代と、20代世代では、接してきた情報と、見てきたモノの質が違うので、放送作家という仕事の捉え方、在り方も変化して当然ですよね。僕や深田さんなど30台中盤世代には、この世代なりの武器や考えがあると思いますし。

 そうかもしれないですね。

 「自分が20代の頃、こんなこと考えてなかったよな~」と、新たな価値観をくれるので一緒に飲んでいても楽しいですね。

 それは本当に思います。僕らが20代の頃ってひたすらテレビのレギュラーを増やすためだけに生きていた記憶しかないですよね。今の20代の人たちは本当に色んなこと考えてますよね。

 そうですね。テレビのレギュラー番組の数が頑張るモノサシだった感はありましたが…。今は、テレビ、YouTube、アベマTV、ネットフリックス、アマゾンとか、放送作家が活躍できる場所がドンドン増えていて、それぞれ自分がフルスイングできる場所でバットを気持ちよく振れる、素晴らしい状況だと思います。