
Q:テレビ史上、最高の企画だと思うのは?
お笑いウルトラクイズ
Q:今後、関わってみたい番組は?
めちゃくちゃ下ネタの番組
Q:今後の放送作家としての展望や人生の目標は?
ポツンと一軒家の中野さんのような
20%超えの番組のチーフ作家とは
どんな景色が見えているのか知りたい。
Q:まだ出来ていないけどいつか仕事をしてみたい芸能人は?
加山雄三のような面白いエピソードがあるけど…
あるいは、Mr.Childrenのベースの方のような
聞いてみたいことがいっぱいあるけど…
なかなかバラエティに出演されない方。
Q:放送作家になってから1番嬉しかったことは?
「クイズ☆タレント名鑑」が
ゴールデンのレギュラーになると連絡を受けた時
深田 この下ネタの番組がやりたいっていうのは?
興津 テレビマンって「下ネタを言うテレビマン」と「下ネタを言わないテレビマン」に分けられるじゃないですか?
深田 そんな分け方、初めて聞きましたけど(笑)
興津 僕はすげぇバカっぽいですけど、下ネタが大好きなんですよね。敢えて名前は伏せますけど、テレビマンならずともそのお名前を知っているあの有名な演出家の方も下ネタがめちゃくちゃ面白いんですよ。もちろん、下ネタとはいえ、そこに品やインテリジェンスが無いとダメだとは思いますけど。
深田 僕は下ネタ好き側の人間ですけど、興津さんに下ネタの印象は無いんですけどね。
興津 僕はたぶん、番組によって見せる顔が微妙に違うんですけど、例えば「水曜日ダウンタウン」の会議ではガンガン下ネタ言いますよ(笑)あの番組の会議はたまに下ネタの説が挙がって、会議上ひと盛り上がりした後「まぁ、できないですけどね」と流されていくノリがあるんですけど「下ネタの説SP」みたいな回をやったら、めちゃくちゃ面白いはずなんですよ。BPOとかスポンサーが1日だけ下ネタに目をつむる日っていうのがあればいいのにな~って思います。つむるワケないんですけど(笑)
深田 それは見たいですね(笑)あと、最後に「人生の展望」みたいなことをお聞きしたいんですけど、将来、放送作家以外でやりたいことってないんですか?
興津 無いですね~。僕は長渕風に言うなら、死にたいぐらいに憧れて放送作家になりましたし、今でも放送作家の仕事が最高に楽しいと思えてますからね。誰にも呼んでもらえなくなるまではずっと放送作家をやっていたいです。それがテレビという媒体じゃなかったとしても、テレビに準ずるもの、というか、映像で面白いことを発信する仕事をやっていきたいですね。
深田 ドラマの脚本とか、小説とか、映画監督みたいな発想は全くないんですね?
興津 ないですないです!さっき「数字が獲れるから」みたいな発想で番組作りをしたくないと言っておきながら、矛盾したこと言いますけど、自分がチーフ作家で、しかも自分が発案した企画で、20%を獲るという経験はしてみたいですね。まさに「ポツンと一軒家」の中野さんがそうですし、あの番組は数字を獲ることを第一義としているとは思えない大胆な企画なのに、数字を獲っているのがカッコいいですよね。そういう企画が生み出せれば、今よりもっとテレビマンの方々から、信頼していただけるのかなと。僕は「世間に名を轟かせたい」みたいな名声欲はありませんけど、テレビマンからちゃんと信頼してもらえる放送作家でありたいという気持ちは強くあるので。
今から10年ぐらい前の話ですが、早稲田大学で行われた大御所作家さんが出演されるイベントに参加しました。その時、興津さんも一番若手の作家として出演されていました。放送作家志望だった僕は、イベント終了後に出演者の出待ちを行い、ペラ1の企画書10枚ほど大御所作家に渡しました。
その企画書は、大御所作家から興津さんに渡され、大御所作家は無言で立ち去って行きました。アプローチはダメだったか・・・と諦めていましたが・・・。翌日、興津からメールが届き、僕が出した企画書は丁寧に添削されアドバイスもいただきました。
その後、運良く作家になり10年ほど活動し現在は転職しましたが、興津さんの親切な対応に今でも感謝しております。作家として10年ほど、たくさんの作家さんを見てきました。その中でも僕は、興津さんは作家としても人間としても尊敬に値する人だと思っています。
今後も興津さんが担当する番組、楽しみにしています。
下ネタ番組は僕も参加させてくださいw