

名前 | 秋元 康 あきもと やすし |
出身地 | 東京都目黒区 |
生年月日 | 1958年5月2日 |
主な担当番組 | – ザ・ベストテン – オールナイトフジ – 夕焼けニャンニャン – とんねるずのみなさんのおかげです。 |
Q:ディレクターやプロデューサーにアピールしたいことは?
深田 今日お話を聞いて、僕は意外と思うことがいくつかあったんですけど、ご自身で「世の中からこう思われてるけど、実はそうじゃないんだよ」ってことはありますか?
秋元 世の中からすると僕はギラギラしている感じがあるかもしれないけれど、そういうの無いんだよね。すごく生意気な言い方かもしれないけれど、若い頃から「なんとしてもこの企画がやりたいです!」って、媚びへつらうタイプじゃなくて、相手が分かってくれなかったらすぐにその企画は引っ込めて「この人はこの面白さが分からないなんてバカだな。絶対後悔するだろうな」って思っているようなタイプ。だから、未だに誰かを説得するっていうのが好きじゃない。説得するくらいならすぐ引く。
深田 他に持っていけばいいやって感じですか?
秋元 他に持っていくかどうかは分からないけれど「この人、後悔するだろうな」っていう感じ。これもよく言うんだけど「北風と太陽」なんだよね。北風みたいに「この企画を通してください!」って、いくら局に言っても通らないでしょ?
深田 秋元さんの場合、自分が思い付いた企画を持ち込んでやる場合と、向こうからオファーが来る場合があると思いますけど、オファーが来た時に、それを受けるか受けないかは、先ほどの「好奇心が持てるかどうか」ですか?
秋元 それもそうなんだけど、基本的には全部やる。あんまり断らない。
深田 全部受けるんですか?(笑)でも時間には限りがあるじゃないですか?常にスケジュールはパンパンだと思いますけど、それは寝る時間を削ればいいやって考えですか?
秋元 そうだね。例えば、旅行カバンがパンパンだったとしても、本当に入れたいものは最終的にはどうにか入るものなんだよ。どうにかね。
深田 ほぉ(笑)
秋元 うちのスタッフは僕がどんどん新しい仕事を受けるから、「もう締め切り間に合わないです!」とか、「もう今は仕事入れないでください!」とか言うんだけど「よく見てみろ」と。「ちゃんと全部発売されてるだろ?」と(笑)
深田 (笑)
秋元 ということは、いくらパンパンだろうが、その旅行カバンのフタは閉まってるってことなんだよ。でも、みんなすごく心配するけどね(笑)
深田 秋元さんは「締め切り間に合わない!ヤバイヤバイ!」みたいに、焦ることってないんですか?
秋元 焦ることもあるけど、最終的にはなんとかなるって思ってる。あと、これは詭弁だけど「締め切りに遅れれば遅れるほどいいものを書けばいい」と思うわけ。だから、締め切りに遅れて間に合わないなってなると、火事場の馬鹿力みたいなのが出てくるよね。