名前白武 ときお
しらたけ ときお
出身地京都府
生年月日 1990年12月17日
主な担当番組– ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!
 絶対に笑ってはいけないシリーズ
– しもふりチューブ
など

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?

▼西田哲也さん
「放送作家界の明石家さんま」
初めて会議で見たチーフ作家が西田さん。文化祭のように楽しく会議をどんどん推し進めていて圧倒されました。

Q:自分がディレクターだったら放送作家は誰を呼ぶ?

▼デーブ八坂さん 

「1人リサーチ会社」

若手作家が一緒の会議になりたくない先輩作家ナンバーワン。八坂さんの会議資料が凄すぎて、その後に若手はプレゼンできず、泡を吹いて終わる。

Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?

▼田中登竜さん

笑ってはいけないの演出。東京のCCDカメラ200台を集めて、カメラ割りを的確に図面に落とし込むのは、この人しかできないのでは?と思います。

▼テレビ東京 上出遼平さん

上出さんと飲みに行った時に「世界中のどんな危険な場所に行っても、生きて帰ってこれる」と言っていて、のちに「ハイパーハードボイルドグルメリポート」を見た時に、本当だったんだと思いました。僕が見たことのある人間の中で一番タフだと思います。


 西田さんはおれも知ってる方だから分かるけど、西田さんがチーフ作家の会議は特殊だよね(笑)

 21歳のころ「学生HEROS」やってる時期に、西田さんがチーフ作家の番組もやらせてもらってたんですけど、本当に衝撃でした。「こんな人がいるのか!?」って(笑)

 白武くんは普通に西田さんと仲いいもんね?師弟関係みたいなガチガチじゃなくて、仲良しな先輩後輩って感じで。西田さんがめちゃくちゃ優しい人だしね。西田さんの凄いと思うところは?

 よく西田さんにも言うんですけど「西田さんはキレンジャーなのにチーフ作家になっている」と。
   
 どういうこと?

 本来、チーフ作家はアカレンジャーがやるもんだと思うんです。もしくは、圧倒的にネタ力があるアオレンジャー。西田さんはアカでもアオでもなく、絶対なるキレンジャー。失礼なこと言ってるかもしれませんけど(笑)放送作家であれだけ明るくて、おしゃべりな人、実はあまりいないじゃないですか?

 そうね。あそこまで明るい人は、放送作家ではおれも見たことないかも。元祖爆笑王ともちょっと違う明るさ(笑)

 あと、凄いと思うのは、お金に対する庶民感覚がしっかりしているんですよね。西田さんは億万長者ですけど、ある番組のリサーチで1000円の食べ放題の資料が出てた時に「1000円の食べ放題って、安くないで!」って。「出せて500円や!」って(笑)王将の割引券、財布に山ほど入ってますし。

 あ~、それは確かにそうだ。あとは、これも共通の知り合いの先輩だけど、デーブ八坂さん。これも当然、おれは意味は分かる。

 20代の放送作家はみんな、八坂さんの後は、プレゼンしたくないんですよ。番組の宿題資料でも、レイアウトもリサーチもしっかりしてて、企画書みたいな資料を出されるんですよ。質も量も凄い。

 分かる分かる。嫌いだわ~(笑)

 資料に画像とかナシで文字をベタ打ちで出す人も多いんですが、それを八坂さんがいる会議でやると、手抜きみたいに見えるんですよね。

 確かに。そこそこ仲良くしてもらってると思うけど、教わったこととかある?

 八坂さんに「常に企画案をペラ1で作っていると、急に企画会議に呼ばれても対応できる」って言われてから、ぼくもやるようになりました。「才能がある人は違うかもしれないけど、おれは企画の数をたくさん持つようになってから、企画が通るようになったから、とにかく普段からたくさん考えておいた方がいいよ」って。
   
 八坂さん、そういうの言いそうだね~。

 あとは「20代の頃は誘われた仕事は全部やった方がいい」と。「どんな不得意な仕事でも、それがどんな力になるか分からないから」っ
て。22歳くらいの何にも指針がないぼくにとって、めちゃくちゃありがたいお言葉でした。

 なるほど。あとはディレクターの田中さんも共通の知り合いだね。「ガキの使い」のディレクター。未だに怖い存在でしょ?

 そうですね。田中さんからは「放送作家とは、面白いアイデアを出すことで、ギャラが発生するんだ」ということを1番突き付けられましたね。ご本人はそんなこと言わないですけど。

 ディレクターとしての演出力も凄いけど、段取り力とか、処理能力も凄いから、周りはついていくだけも大変なんだよね。ADの頃は「カリスマAD」って言われてたらしいから。

 そうですよね。会議を円滑に進めるための努力を怠った時は、本当に怖いですよね。あとは、ネタを決めるまでの粘りが凄い。妥協がないですね。「これでダウンタウンさんが本当に笑うのか?」って常に緊張感を持ってやられてます。

 今も凄いけど、5年前くらいに白武くんが入る前はもっと凄かったよ(笑)近年、あれでも優しくなってるし(笑)10年前におれが入ったころは田中さんも30代前半だし、西田さんも30代だし、凄かった。24時くらいに集まって、朝9時になっても、「驚いてはいけない」のネタ出しして「まだそのネタじゃ弱いな~。他なんかない?」って感じ(笑)おれも生意気だったから「田中さんが言うそのネタ、ぼくは面白いと思わないです」みたいなことも言った記憶あるし(笑)で、朝9時に解散して「じゃ、今日も夜8時からよろしく~」みたいな感じ。「死んでまうわ!!」って(笑)でも、西田さんもだけど、田中さんもかなりの人格者で、みんながついて行こうって思える人だから、みんな頑張ってやってるってのはあるよね。

 そうですね。それで言うと、ADさんが芸人さんのネタの映像を会議で流すときに、ネタの途中から映像を流した時とか、凄い怒るんですよね。「芸人さんのネタやぞ!失礼やろ!」って。ああいうところは本当に見習いたいと思います。

 テレ東の上出さんは、おれはお会いしたことないけど、変な人なんでしょ?

 そうですね。数年前に22時くらいに代官山蔦屋書店でたまたま会って、朝5時までスナックに連れ回されたことがあって、そこから1年に1回くらい飲ませていただくんですが
本当に変わってます。「ハイパーハードボイルドグルメリポート」がまさにそうですけど、外国に行って特殊な場所を見たい、という衝動が凄いんですよね。危ない場所でも絶対に自分は大丈夫っていうハートの強さが凄いです。こんなに人間としての厚みがあるというか、頑丈さを感じる人、見たことないです。

 それが番組になってるからまた凄いよね。

 コミュニケーションとかも含めて、とにかく変わった方なんですけど、言葉でうまく説明できないというか。もどかしいですね。

 そうなんだ。じゃあ、どこかで取材させていただくわ(笑)