

名前 | なかじま はじめ |
出身地 | 東京都 |
生年月日 | 1978年1月29日 |
主な担当番組 | – やべっちFC – 陸海空こんなところでヤバイバル – 帰れマンデー – 世界!ニッポン行きたい人応援団 など |
Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けた放送作家は?
鈴木おさむさん
Q:自分がディレクターだったら放送作家は誰を呼ぶ?
鈴木おさむさん
酒井健作さん
Q:仕事を始めてから1番衝撃を受けたディレクターは?
友寄隆英さん
深田 鈴木おさむさんとの出会いは「黄金伝説」ですか?
なかじま そうです。
深田 放送作家としてどんな方という印象ですか?
なかじま おさむさんはぶっ飛んでいる発想というよりは「たくさんの人がワクワクする企画を考えつく人」という印象です。
深田 おさむさんとの仕事で印象に残ってることとかありますか?
なかじま ぼくが「黄金伝説」のチーフディレクターをやっていたときはおさむさんには主に「企画のコンセプト」と「サイドテロップ」を相談してたんです。
深田 コンセプトは分かるんですがサイドテロップですか?
なかじま 「黄金伝説」って同じサイドテロップをずっと出しっぱなしにするという作りだったので、サイドテロップをひと目で見て、何をやっているか理解できて、かつ「面白そうだな」と思えるものにしなければいけない。サイドテロップが凄く重要だったのでそこはおさむさんに相談させてもらっていました。
深田 やっぱりいい答えをくれるんですか?
なかじま そうですね。必ず。ぼくら制作が考えたサイドテロップを見てもらって「違うな」っていうときは代案をくださるんですけど、その代案を出すスピードも異常に速い。そして必ず、「なるほど」と思うものをくださるんです。
深田 やっぱり凄い人なんですねー(笑)ここでディレクターとしての話が出たのでディレクターをやることになったきっかけをお聞きしていいですか?
なかじま 「黄金伝説」では若手の頃から作家として関わっていたんですけど、友寄さんがゼネラルプロデューサーになることが決まって、演出以外の業務もやることになって「番組のクオリティーを下げたくないからお前、ディレクターやってくれないか?」って言われたんですよ。
深田 友寄さんっていうのは「陸海空」ではおなじみのナスDのことですね。元々、友寄さんとは仲が良かったんですか?
なかじま そうですね。友寄さんが4つくらい上でぼくは先輩の友寄さんに必死についていってた、っていう感じでしたけど。仲もよくて2人で企画を担当したりずっと一緒にいました。週に15回くらい一緒にメシ食ってました(笑)
深田 それで、作家を完全に辞めてディレクターになったんですか?
なかじま 「やべっちFC」だけは残して他の仕事は全部辞めました。その時、32歳だったと思いますけど、作家としても「このままでいいのか?」と迷ってたこともあって修行のつもりでやってみようと。だからその時に髪も坊主にしました(笑)
深田 やってみてディレクターの仕事はどうでした?
なかじま 楽しかったですね。1つの番組に全てを捧げて、ずーっと1つの番組のことを考えて。生活も大変でしたけど楽しかったですね。
深田 他にディレクターをやってみて感じたことってあります?
なかじま ここまで視聴率と向き合って、視聴率次第でこんなにも人生が変わるのか?っていうのを味わいましたね。その責任感は正直、放送作家とは全く違うものでした。
深田 そこはそうなんでしょうね。ディレクターをやったことで放送作家としての考え方は変わりましたか?
なかじま 考え方で変わったことですか。…こんなこと言っていいか分からないですけど放送作家って極端な話、無くてもいい職業じゃないですか?
深田 はい。
なかじま 台本を書くのも、企画案を出すのも、会議でアイデアを出すのもディレクターがやろうと思えば出来てしまう。だから、なんとかその番組で自分の役割、存在意義を見つける、見つけなきゃいけないっていう意識は強くなったかもしれないです
深田 ディレクターを経験しててよかったっていうことはありますか?
なかじま 自分が考えた番組企画を通した時に「自分が総合演出をやれる」っていうのはありますね。それはディレクターをやっていたから出来ることですからね。
深田 そこは他の作家には出来ない部分ですよね。あと、ナスDとの関係性の話はさきほど出ましたけどやっぱり普段から面白い人ですか?
なかじま そうですね、魅力に溢れまくった人ですね。人間としての才能がすごい。「想像する才能」「それをプレゼンする才能」「映像にする才能」とにかく色んな才能に溢れた人です。絵がうまいとか、工作もうまいとか、歌もうまいとか。
深田 人間として色んな能力を持っているんですね。
なかじま そうですね。それだけの能力がありながら、常識外れな感性も持っている。ヤバイ人です。
深田 続いて、酒井健作さんはトリビアで一緒にやられてたんですよね?
なかじま はい、やっぱり健作さんは会議でも「面白いことばっかり言うな~」って思ってましたね。ぼく放送作家で仲いい人少ないんですけど、健作さんのことはすごく好きです。ぼくも自分で人間的にこじらせてるなって思いますけど、健作さんはもっとこじらせてるなって思いますね(笑)
深田 ご本人は「絶対そんなことない!」っておっしゃるでしょうけど(笑)ぼくははじめさんのこじらせ具合は放送作家の中でも相当上の方だと、今日思いましたけど。
なかじま いや~、放送作家なんてみんなこじらせてますよ。
深田 いや、その中でもはじめさんは特上級だと思いますよ(笑)
今、若い人は本当にテレビを観ない。自分も若くないがSNSを始めて以前ほど観なくなった。昔やっていたドラマの「快刀乱麻」のような作品がまた観たい。画質音質は良くなくても誰かyoutubeにupしてくれないだろうか?