

名前 | 高橋邦彦 たかはし くにひこ |
出身地 | 神奈川県 |
生年月日 | 1978年5月23日 |
主な担当番組 | – ダウンタウンのガキの使い!!笑ってはいけない – 新しい波24 – AI-TV など |
Q:今後、関わってみたい番組は?
売れないベテラン芸人が活躍できるような番組をやってみたいです。
Q:まだ出来ていないけどいつか仕事をしてみたい芸能人は?
ダチョウ倶楽部さんとお仕事をしてみたいです!
Q:今後の放送作家としての展望や人生の目標は?
バッファロー吾郎さんの番組をやってみたいです!
あとレギュラー番組を増やしたいです!
Q:放送作家になってから1番嬉しかったことは?
同期なのですが、芸人時代は一度もTVで一緒に仕事できなかったロバートの秋山くんと一緒に仕事できたことです。
深田 当たり前といえば当たり前ですけどやっぱりクニさんは芸人が大好きですよね。
高橋 そうですね。ぼくと同時期にやっていた面白い人たちになんとか日の目を浴びてもらいたいというのもありますし一緒に仕事がしたいですね。
深田 この秋山さんと仕事したときって「新しい波24」ですよね?
高橋 そうです。「やっと会えた!」って嬉しかったんですよ。
深田 ぼくら周りの人間からしたら2人は同期だから収録の時も「おぉ、久しぶり」みたいな挨拶すると思ってたら秋山さんが来た途端、クニさんが「おはようございます!」って。「後輩じゃん!」ってみんな笑ってましたけどね(笑)
高橋 (笑)こっちは裏方であちらは出演者ですからね。
深田 森三中の黒沢さんとか鬼奴さんは今でも食事に行ったりする仲なんですよね?
高橋 そうです。黒沢さんには「あんた、人との繋がりは大事にしなよ」とか色々ありがたいことを言ってもらったりしますね(笑)
深田 だからそれ後輩じゃないですか(笑)
高橋 黒沢さんは本当にテレビが好きで「私、会議に参加したいんだけどどうにかなんない?」って言ったりするんですよ。
深田 それどういう気持ちなんですかね?
高橋 ミーハー心じゃないですかね。「どんな会議して番組って作ってんだろう?」っていう。
深田 これ見て誰か呼んであげたらいいのに(笑)会議中、気になってしょうがないですけど(笑)
高橋 そうですよね(笑)
深田 「テレビ」と「芸人」がとにかく好きな人なんですね?
高橋 あと「ゴシップ」ですね(笑)
深田 (笑)あとはバッファロー吾郎さんからも可愛がってもらってたんですよね?
高橋 そうですね。芸人時代によくイベントに呼んで頂いてやっぱり僕にとってバッファロー吾郎さんは憧れですし大恩人ですから、今後もどこかで一緒にお仕事したいです。
深田 芸人時代にクニさんが仲良くしてた方とは別で、いつか一緒に仕事をしたいのはダチョウ倶楽部さん。
高橋 そうですね、やっぱり憧れの人たちですから。
深田 これ言うと失礼になっちゃうんですけど、ダチョウさんってもっともっと評価されていいですよね?マジでトーマス・エジソン並みの発明家だと思うんですけどね(笑)「どうぞどうぞ」とか「喧嘩からのキス」とか一般の方もみんな真似するし、一般の方がやっても笑ってしまうし。
高橋 ほんとにそう思います。ダウンタウンさんに憧れた多くの芸人がナナメ目線で斬る、みたいな芸風を目指した時期があったと思うんですけど、ダチョウさんはあのスタイルでずっとやってきたって本当にかっこいいと思います。
深田 出川さんがイッテQで国民的人気者になったんで、いつかダチョウさんももっと国民全体から評価されて欲しいんですよね。マジで偉人ですから。エジソン並みの。「お笑い日本史」の教科書が出来たら「発明家」として紹介してもいいと思うんですけど。
高橋 そうですね(笑)
深田 ダチョウ倶楽部さんとのお仕事はまだないと思いますけど、上島竜兵さん個人では今、BSーTBSの「おじさんくた美れ旅」って番組で旅人として出てて、一応お仕事は出来ていますよね?
高橋 はい、だから嬉しくて仕方ないです(笑)
深田 いつもの上島さんの仕事とは全く違う内容ですけどね(笑)
高橋 それでも最高に嬉しいです。
【取材後記】
年齢はぼくよりも5歳上で結婚もして子供もいる。
放送作家としては後輩でも人生の大先輩であるクニさん。
しかし、もし同い年だったとしても、ぼくは人間としては確実にクニさんには負けていた自信がある。
多くの放送作家が若い頃は「なんでもやります」と言う。
でも、本当になんでもはやらない。
最初はやっていたとしても仕事が増えたり、年齢を重ねたらやらなくなる。
そりゃあそうだ。
けど、このおじさんは本当になんでもやる。
もう40歳なのに、仕事が増えてもまだなんでもやる。
ADみたいな仕事も任されたら一生懸命やっている。
なんならADよりも率先して資料を配ったり、お茶をいれたりする。
一回り以上も年が離れた20代のディレクターや作家に全力で挨拶をしている。
“なんでもやらない側”のぼくはいつも言う。
「その年になってよくそんな若手みたいな仕事を頑張れますね?」
答えは知っている。何十回も聞いてるから。
「家族のためです」だ。
家族という存在がここまで人間を頑張らせてしまうということが、まだぼくには体感として理解できない。
けど、このおじさんを見る限り、どうやらそれはエネルギー源としてはとてつもないものらしい。
そして、その愛情は家族だけでなく、仲間内に対しても果てしなく大きく、強い。
それは、とある芸人の単独ライブに行った帰り道のこと。
ぼくは初めてクニさんが怒っているところを見た。
「ライブ、めちゃくちゃ面白かったですわー。
ただ、前の席に座ってた人が途中で何回か首かしげてたんですよね。
面白くないと思うのは自由だけど、ここで態度に出すなよってめちゃくちゃ腹立ちましたわ」
あぁ、この人は自分がどれだけぞんざいに扱われても怒らないのに、仲間のためにはこんなに怒るんだ、と妙に感心してしまった。
こんな人が味方でいてくれたら心強いなと思う。
少なくとも、ぼくが家族というものを持つその日までは、人間としてこの人の足元にすら及ばないことは分かった。
だから、なんとかこの人の生き方を近くで見て学ぶために、放送作家として仕事が無くならないように頑張ろうかなと思っている。
なんでもはやらないけど。
自分は面白いライブではめちゃめちゃ笑うけど、面白くないときは寝てしまうのでライブにはいけないなとおもいました。